採用選考において、企業の中には応募者の特徴やタイプだけではなく、メンタル面の適性検査も行いたいところもあるでしょう。メンタル面の不調は外面のみで把握することが難しく、入社後に気づくことも少なくありません。新入社員が入社する前にメンタル面を把握したい場合は、特化した適性検査を導入する必要があるでしょう。
今回は採用適性検査「アドバンテッジインサイト」について、特徴や料金などをご紹介します。
アドバンテッジインサイトとは
アドバンテッジインサイトは、現在のストレス状態と潜在的なストレス耐性を測定できる適性検査です。また、ストレスの原因から反応まで、段階ごとの特性についても測定することができます。
アドバンテッジインサイトは、実際のビジネスシーンにおいて力を発揮できる人材を見極めるために必要な適性検査です。
以下は、アドバンテッジインサイトを提供している株式会社アドバンテッジリスクマネジメントの会社概要です。
項目 | 詳細 |
社名 | 株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント |
代表者 | 鳥越 慎二 |
資本金(※2020年9月7日時点) | 365,944,400円 |
事業内容 |
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アドバンテッジインサイトの特徴
アドバンテッジインサイトは満足度97%の適性検査であり、さまざまな観点からストレスを測定できます。以下に、アドバンテッジインサイトの4つの特徴を挙げています。
- ストレスの強さ・状態が把握できる
- 日本唯一のEQ能力を検査できる
- 診断結果を活用できる
- 自由度の高い受検方法
ここでは、4つの特徴について項目ごとにご紹介します。
ストレスの強さ・状態が把握できる
アドバンテッジインサイトは、ストレスの強さを17項目から測定できます。また、さまざまな観点から測定を行い、見落としを防いでいます。企業は内定者の入社前の状態を把握することで、入社後に適切な対応が取りやすくなるでしょう。
アドバンテッジインサイトは現状のストレスを可視化し、受検者の状態を把握できるようになっています。
日本唯一のEQ能力を検査できる
EQ能力では、コミュニケーションを能力として測定できます。さらに、EQ能力を発揮できるのか測定することも可能です。企業はコミュニケーションを性格ではなく、能力として明確に認識できます。
診断結果を活用できる
入社後、適性検査の結果を基にし、研修に活かすことが可能です。内定者がストレスと付き合う方法を身につけることで、職場の環境も改善するでしょう。
自由度の高い受検方法
アドバンテッジインサイトは、Web、テストセンター、マークシートの3種類から受検する方法を選べます。また、全国で受検することが可能です。
企業は状況に応じた受検方法を選び、受検者の負担を軽減できるでしょう。
アドバンテッジインサイトが測定するストレスの項目
アドバンテッジインサイトは潜在的なストレス耐性を確認するため、複数の項目を測定します。以下が、測定するストレス項目です。
- 項目①:特性
- 項目②:対処
- 項目③:反応
- 項目④:緩和力
ここでは、4つの項目について見ていきましょう。
特性
特性は、ものの見方やとらえ方を規定するものになります。スコアの低い方はストレッサーを強く意識しており、ストレスを感じやすいです。各人の特性を把握することで、とらえ方にこだわりを持っているのか把握できます。
対処
対処はストレスへの対処方法のことです。ストレスへの対処方法が上手い人は、運動をすることや周囲に相談することなどの積極的な行動を取っています。ただし、消極的な対処を取ると、ストレスを溜めてしまう恐れがあるでしょう。
企業は、適性検査の結果から適切な対処を取っているのか確認できます。入社後、内定者との関係を築いていく上で役に立つ要素になるでしょう。
反応
反応では現在のストレス状態を測ります。ストレス反応では、ネガティブな感情の度合いを測ることで、各人の状態を把握できます。人によりストレッサーの対処方法が異なり、適切に対処しているのか確認できるでしょう。
緩和力
緩和力は、周囲と良好な人間関係・自らの能力・精神的な安定性などの要素で構成されています。緩和力の高い人はストレッサーが発生しづらく、周囲と良好な関係を築けているケースが多いです。
一方、緩和力が低い人はストレッサーを解決できずに、問題を抱えている可能性があります。
アドバンテッジインサイトの料金
アドバンテッジインサイトは年間利用料に加え、2種類の料金プランがあります。また、WEB検査と紙検査の両方があり、どちらかを選ぶことが可能です。
以下が、アドバンテッジインサイトの利用料金です。
プラン | 料金 | 検査料金(1名) | |
WEB検査 | 紙検査 | ||
標準プラン(従量制) | 0円 | 4,400円 | 4,950円 |
年間プラン(完全従量制) | 2,200,000円 | 1,100円 | 2,000円 |
(※料金は税込です。)
次にオプションの利用料金です。
オプション内容 | 料金 |
ストレス耐性フィードバックレポート | 1,100円(※1部) |
EQおよびコンピテンシーフィードバック(2枚) | 1,100円(※1部) |
面接官シート | 550円(※1部) |
(※料金は税込です。)
アドバンテッジインサイトは初期費用がかからないため、コストを抑えられます。
アドバンテッジインサイトの評判やメリット・デメリット
今回当社で適性検査ツールを導入された企業様に独自アンケートを実施いたしました。
ここでは、アドバンテッジインサイトを導入した企業からの評判(メリット・デメリット)について紹介します。導入を検討している採用ご担当者様は、ぜひ参考にしてください。
アンケートの概要は、下記の通りです。
<アンケート概要>
- 実施対象:人事担当者・経営者
- 実施日:2022/6/21~2022/6/28
- 実施者:株式会社ハリキリ
導入の決め手
社員の健康管理のチェックができることが導入の決め手となっているようです。
- 導入の決め手として、健康管理のチェックができる点が挙げられていました。また、データの使用方法についても決め手になっています。
- こちらのツールには、ストレスチェックを取り入れたEAPサービスが導入されています。社員のデータだけでなく社員の健康管理も見る意味で導入を決めました。
- データの使用方法
メリット
メリットとしては、チェック項目がランクやパーセンテージで判断でき分かりやすい点が挙げられていました。
- 導入後は社員のメンタル部分やストレスチェックがはっきりと可視化されるようになりランクやパーセンテージで判断できるのはわかりやすいです。本人に聞くよりもデーターで見た方がわかりやすい部分は確かにあると思いました。ストレスをため込んで離職する人が多いような会社にはこちらのツールがかなり使えると思います。
- うまく利用できている
デメリット
デメリットに関して、指摘される点は挙げられていませんでした。
企業は各人のメンタルやストレスの状態を可視化でき、さまざまな場面で判断する材料になるでしょう。アドバンテッジインサイトの導入を検討している企業は、利用者の口コミを参考にしてください。
さいごに
アドバンテッジインサイトは応募者のメンタルを測定でき、不調のリスクを見抜くことができます。また、オンライン面接において把握しにくいメンタル面も測定が可能です。適性検査の中でEQ検査を取り入れたい企業は、アドバンテッジインサイトを検討してください。
また、こちらの記事では各適性検査ツールの比較を行なっています。「どのように比較すればいいの?」「予算にあった費用のサービスを知りたい」という方におすすめです。
【徹底比較】適性検査ツールを5つの視点で比較
採用活動は、企業の今後を左右するといっても過言ではありません。自社の目的に合った適性検査を活用することで、書類選考や面接のみでは把握しきれなかった情報も踏まえて、採用活動の精度や効率アップが期待できます。
当サイトでは他の適性検査ツールも紹介していますので、気になるものがあればぜひ読んでみてください。