適性検査のいろは

【徹底比較!】30種類の適性検査ツールを5つのポイントで比較!

採用活動においては、やはりできるだけ長く働き活躍してくれる人材を採用したいものです。そのような人材を見極めるには面接だけでは難しく、適性検査を導入することが必要不可欠でしょう。しかし、適性検査はさまざまにあり、費用や所要時間、何を測れるのかなど特徴は多種多様です。

そこでこの記事では、30種類の適性検査を比較できるようにまとめました。導入時に気をつけたいポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

適性検査を比較する際の5つのポイント

適性検査を比較する前に、比較する際のポイントを5つ解説します。

  1. 自社の目的に合っているか
  2. コスト面が妥当か
  3. 実績はあるか
  4. 受検方式は妥当か
  5. 受検タイミングは適切か

自社の目的に合っているか

一言で採用と言っても、新卒採用か中途採用か、総合職か一般職か、または専門職かどの採用枠で適性検査を導入するかによって選ぶべきものも変わってきます。

それぞれのおすすめを以下にまとめました。

対象 適性検査
新卒採用 SPITG-WEBGAB
中途採用 ミキワメ、GMAP
総合職 SPIGAB
一般職 OAB
専門職 CAB(コンピュータ職)、GATB(製造系)

 

コスト面が妥当か

適性検査には価格幅があるため、コストを考慮する必要があります。検査結果が詳しければ詳しいほど高くなる傾向にあるため、自社がどんなデータを必要としているのかも踏まえて検討することがポイントです。

価格帯別におすすめの適性検査をまとめました。

価格帯 適性検査
低コスト(~5万円) ミツカリCUBIC
中コスト(5万円~10万円) ミキワメ
高コスト(10万円~) GAB3E-i知的能力テスト

※価格帯は50人受検した場合の1ヶ月あたりの料金です

実績はあるか

適性検査に限らずどんなサービスを選ぶ際にも言えることですが、実績があるかどうかは重要です。コストや労力を費やしても、受検者の特性を正しく把握できない検査では意味がありません。

実績が多くあり、膨大なデータに基づいて改良されている適性検査は信頼性も高いです。導入企業が分かる場合は、その企業の採用ページを見て離職率まで確認できると良いでしょう。以下に実績のある適性検査をまとめました。

実績のある適性検査 実績内容
ミツカリ 導入社数4,000社、受検者数27万人
tanΘ 導入社数5,000社以上
SPI 年間利用社数14,400社、受検者数215万人
TG-WEB 導入社数2,300社以上、年間利用者数60万人以上
適性検査eF-1G 導入社数1,000社以上、年間受検者数10万人以上、総受検者数400万人以上
内田クレペリン検査 年間受検者数70万人、90年の歴史
タレントパレット 大手・中堅企業売上高No1、継続率99.6%
不適性検査スカウター 導入者数12,000社以上

 

受検方式は妥当か

適性検査の受検方法には、主に

  • ペーパー方式
  • Web方式
  • テストセンター方式

の3つがあり、それぞれメリットデメリットがあります。
以下に受検方式別のメリットデメリットと、おすすめの適性検査をまとめました。

ペーパー方式 Web方式 テストセンター方式
メリット
  • 不正ができない
  • 監督や会場手配が不要
  • 受検者の都合がつきやすい
  • 監督や会場手配が不要
  • 受検者の都合がつきやすい
デメリット
  • 監督や会場手配が必要
  • 紛失リスクや管理に注意が必要
  • 不正しやすい
  • コストが高くなる
おすすめ適性検査 tanΘ内田クレペリン検査 SPI、玉手箱、TG-WEB GAB

 

受検タイミングは適切か

適性検査を実施するタイミングとして考えられるものに、

  • 書類選考後
  • 面接時
  • 最終面接後

があります。

選考プロセスのどの段階で適性検査を行うのかによってメリットデメリットがあり、適切な適性検査の種類も変わってきます。
以下に、選考プロセスごとのメリット・デメリットとおすすめ適性検査をまとめました。

書類選考後 面接時 最終面接後
メリット 面接を効率的に行える 候補者の来社回数が減り負担を軽減できる 受検者数が少なくコストを抑えらえる
デメリット 受検者数が多いためコストがかかる 候補者を長時間拘束してしまう 最終面接まで高評価でも検査の結果が悪ければ再検討が必要になる
おすすめ適性検査 不適性検査スカウター HCi-AS DPI

 

適性検査30種類を比較表で解説!

それでは、適性検査30種類を表で比較してみましょう。また、適性検査ごとの特徴と実際に導入した企業からの評判もご紹介しています。

人気 適性検査名 対象 検査項目 所要時間 料金 受検方式
ミツカリ
  • 新卒
  • 中途
性格検査 10分 ・ベーシックプラン:2,000円(税抜)~/1名

・エンタープライズプラン:2万円(税抜)~

WEBテスト
CUBIC
  • 新卒
  • 中途
性格検査

※採用目的の場合

20分 ・通常版:1,980円/1名

・ストレス耐性診断付き:2,475円/1名

※上記は採用適性検査の内容

※多人数で割引あり

・WEBテスト

・ペーパーテスト

アッテル
  • 新卒
  • 中途
性格検査 15分 スモールプラン:1万円~/月

スタンダードプラン:3万円~/月

コンサルティングプラン:要お見積もり

WEBテスト
ミキワメ
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

30分(能力検査20分/性格検査10分) 500円/1名+システム利用料3万円〜/月 WEBテスト
tanΘ(タンジェント)
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

30分(能力検査20分/性格検査10分) 従量課金プラン:(適性検査)基本料金1万円/月+受検料金2,000円/件

(能力検査)基本料金1万円/月+受検料金1,000円/件

定額プラン:(適性検査)基本料金10万円/式+受検料金200万円~/年

(能力検査)基本料金10万円/式+受検料金100万円~/年

・WEBテスト

・ペーパーテスト

Compass
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

約20分 1,000円(税抜)~/1名+基本料 10万円(税抜)/年 ・WEBテスト

・ペーパーテスト

SPI
  • 新卒
  • 中途

※中途採用向けは「SPI3‐G」

・能力検査

・性格検査

・ペーパーテスト:110分

・テストセンター:65分

・WEBテスト:65分

・ペーパーテスト:5,000円(税抜)~/1名

・テストセンター:5,500円(税抜)~/1名

・WEB受験:4,000円(税抜)~/1名

・ペーパーテスト

・インハウスCBT・WEBテスト

・テストセンター

玉手箱
  • 新卒
・能力検査

・性格検査

49分 プラン1:利用料120万円/年+受検料1,000円/1名

プラン2:利用料250万円/年+受検料500円/1名

WEBテスト
TG-WEB
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

最大55分 ・レギュラーPLAN:受検料3,500円/件

・ボリュームPLAN A:利用料90万円/年、受検料1,000円/件

・ボリュームPLAN B:利用料175万円/年、受検料500円/件

・WEBテスト

・テストセンター

・ペーパーテスト

GAB
  • 新卒
・能力検査

・性格検査

WEBテスト:80分

ペーパーテスト:90分

テストセンター:60分(性格検査を除いた時間)

・WEBテスト:(プラン1)利用料120万円(税抜)+受検料1,000円/1名

(プラン2)利用料250万円(税抜)+受検料500円/1名

・ペーパーテスト:問題冊子600円(税抜)/1名+採点料3,500円(税抜)/1名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

・テストセンター

CAB
  • 新卒
・能力検査

・性格検査

・WEBテスト:72分

・ペーパーテスト:95分

・テストセンター:非公表

・WEBテスト:利用料3万円(税抜)+受検料3,000円(税抜)/1名

・ペーパーテスト:問題冊子600円(税抜)/1名+採点料3,500円(税抜)/1名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

・テストセンター

OPQ
  • 新卒
  • 中途
性格検査 WEBテスト:20分

ペーパーテスト:30分

・WEBテスト:受験料2,500円(税抜)/1名

・ペーパーテスト:問題冊子300円(税抜)+受検料2,750円(税抜)/1名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

OAB
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

50分 利用料:600円(税抜)+受検料3,500円(税抜)/受験者1名 ペーパーテスト
DPI
  • 新卒
  • 中途
性格検査 20分 ・WEBテスト: 2,500円(税抜) /1名

・ペーパーテスト:900円(税抜) /1名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

アドバンテッジインサイト
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

10~75分 ・標準プラン:(WEBテスト)4,400円(税込)/1名(ペーパーテスト)4.950円(税込)/1名

・年間プラン:基本料220万円(税込)+検査料金(WEBテスト)1,100円(税込)/1名(ペーパーテスト)2.200円(税込)/1名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

SCOA(スコア)
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

145分 ・WEBテスト:2,000円(税抜)/1名

※パーソナリティのみ

・ペーパーテスト:セパレート 2,000円(税抜)/1名 セット 3,000円(税抜)/1名

・テストセンター:セパレート3,900円(税抜)/1名 セット4,400円(税抜)/1名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

・テストセンター

TAP(タップ)
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

60分(性格検査のみなら15分、短縮タイプは30分) ・WEBテスト:1,320円(税込)/1名

・ペーパーテスト:採点料1,100円(税込)/1名+問題用紙7,700円(税込)/20名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

適性検査eF-1G
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

30分~1時間 アカウント利用料11万7,600円+診断受検料3,000円 WEBテスト
3E-i知的能力テスト
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

35分 ・WEBテスト:(パックプラン)7万円/20名(従量プラン)基本料金1万5,000円/月+採点料3,200円/件

・ペーパーテスト:7万円/20名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

BRIDGE(ブリッジ)
  • 新卒
  • 中途
性格検査 約60分 研修プログラムと合わせての利用のみであり、単体での販売はしていないため、料金不明 WEBテスト
内田クレペリン検査
  • 新卒
  • 中途
能力検査 50分 ・個人診断的判定:2,420円(税込)/1名

・個別診断的判定(曲線類型判定のみ):770円(税込)/1名

ペーパーテスト
GROW360
  • 新卒
  • 中途
性格検査 45分 AIデータ管理料10万円(税抜)/年+受検料4,000円(税抜)/1名 WEBテスト
V-CAT(ブイ・キャット)
  • 新卒
  • 中途
性格検査 50分 要問合せ ペーパーテスト
HCi-AS
  • 新卒
  • 中途
性格検査 10分 基本料金5万円(税抜)+受検料3,000円(税抜)/1名~ ・WEBテスト

・ペーパーテスト

タレントパレット
  • 新卒
  • 中途
性格検査 非公開 初期費用+月額費用(要問合せ) WEBテスト
不適性検査スカウター
  • 新卒
  • 中途
・能力検査

・性格検査

約70分 ・能力検査::無料 ※能力検査(学力検査)だけの利用も可能

・資質検査:800円(税抜)/1名

・精神分析:500円(税抜)/1名

・定着検査:500円(税抜)/1名

※ボリュームディスカウントで割引あり

・WEBテスト

・ペーパーテスト

キャリパープロファイル
  • 新卒
  • 中途
性格検査 約1時間 要問合せ 非公開
GATB
  • 新卒
  • 中途
能力検査 紙筆検査(45~50分)、器具検査(12~15分) ・T版問題用紙:451円(税込)

・S版問題用紙:396円(税込)

・実施手引:1,815円(税込)

・検査器具 (手腕・指先検査盤):92,400円(税込)

ペーパーテスト(紙筆検査)と器具テスト
GMAP
  • 新卒
  • 中途
能力検査 ・CT(クリティカル・シンキング)編:60分

・BF(ビジネス・フレームワーク)編:120分

【CT編】

5,500円(税込)~/1名

【BF編】

総合版:16,500円(税込)~/1名

科目選択肢版:4,400円(税込)~/1名

・WEBテスト

・ペーパーテスト

・テストセンター

VANTAGE
  • 新卒
  • 中途
性格検査 約10分 3,500円~/1名 WEBテスト

※人気の基準:導入社数1,000社以上

ミツカリ

ミツカリは、10分という短時間で個人と組織の相性を診断し、ミスマッチしている価値観を診断できる適性検査です。スキルで判断して配属しても、上司や部署の同僚と相性が合わず異動や退職に繋がっているといった課題が解決できます。

ミツカリの詳細についてはこちらの記事もご確認ください。
▶︎ミツカリの特徴・料金・評判は?

CUBIC

CUBICは「性格」「意欲」「社会性」「価値観」の側面を平均的な数値と比較しながら個人の特性や全体像が具体的に把握できる適性検査です。過去に採用した社員の傾向を分析することで、自社がどのような人物を求めているのかもチェックできます。

CUBICの特徴については以下の記事も合わせてご覧ください。
▶︎CUBICの特徴や料金、評判を徹底比較!

アッテル

アッテルは「脱感覚人事」がコンセプトの適性検査です。属人的な経験と勘、感覚による人事から脱却し、どんな組織でも「定量化→分析→予測→改善」をワンストップで実現することができるのが強みです。

アッテルについて、以下の記事も合わせてご覧ください。
▶︎アッテルの料金やメリット・デメリットを解説!

ミキワメ

ミキワメは、候補者が入社後活躍できるかどうかを1人500円という低コストで判断できるのが特徴です。自社に専属のコンサルタントがつき、組織分析や採用基準の策定、面接での活用などを支援し、採用・組織課題を解決するサポートをしてくれます。

ミキワメの詳細は以下の記事も合わせてご覧ください。
▶︎ミキワメの料金やメリット・デメリットを解説!

tanΘ(タンジェント)

tanθは、基本的に開発・克服がされにくいと言われる 「性格」「欲求」「思考タイプ」の領域で個人の潜在意識や 資質、適性を測定する適性検査です。導入前にトライアル受検も可能です。

tanθ(タンジェント)の詳細は以下の記事も合わせてご覧ください。
▶︎tanθ(タンジェント)の特徴や料金、導入企業の評判を紹介

Compass

Compassは、1,800社以上の採用担当者が「本当に知りたいこと」をリサーチし、評価項目に反映している適性検査です。特に「ストレス耐性」「抑うつ傾向」など現代に注目されやすい問題を解決するため、より実務に適した研究を重ねて開発されています。

Compassの詳細は以下の記事も合わせてご覧ください。
▶︎Compassの料金やメリット・デメリットを一挙紹介!!

SPI

SPIは、年間14,400社、215万人の受検者数で直近1年間のサービス導入社数No1を誇っているメジャーな適性検査です。40年にわたる蓄積データをもとに診断されるため、信頼度の高い結果を得られます。

SPIの詳細は以下の記事も合わせてご覧ください。
▶︎SPIのメリット・デメリットや評判を解説

玉手箱

玉手箱は、応募者を「知的能力」と「パーソナリティ」の両面から測定する総合適性診断システムです。SPIと並ぶ代表的な適性検査とされていますが、SPIは対策本が出回っていることから、玉手箱を採用する企業も多いようです。

TG-WEB

TG-WEBは、自社の目的に合わせて自由にカスタマイズできるのが特徴です。WEBテストでは、AIによりカンニングや替え玉受検といった不正を防止する機能もついているので安心して実施できます。

フィードバックは人事担当者向けだけではなく、上司向けや本人向けのものもあるので、採用以外にもフォロー面談などに活用可能です。

GAB

GABは、新卒総合職の採用を対象とした適性検査です。知的能力(言語・計数)とパーソナリティについての詳細な測定結果と同時に、入社時に見ておくべき「ヴァイタリティ」「チームワーク」などの9特性を診断できます。将来のマネジメント適性も見れるので、将来を見据えた採用が可能です。

GABの詳細は以下の記事からもご確認いただけます。
▶︎GABの特徴やCABとの違いを徹底比較!

CAB

CABは、SEやプログラマーなどコンピューター職に特化した適性検査です。理系の業界や職種の選考で使われるケースが多く見られます。思考力を問う問題が多く、日頃勉強していないと得点が取れません。事前対策が難しいのが特徴です。

CABの詳細は以下の記事からもご確認いただけます。
▶︎CABの特徴やGABとの違いを徹底比較!

OPQ

OPQは、日本エス・エイチ・エル社の性格検査で、同社のGABやCABにも使用されています。回答の仕方から結果の信頼度合いも分かるので、より的確に選考を行えます。

OPQのカスタマイズやデータの分析、結果のフィードバックなどのコンサルティングサービス、OPQ結果を用いた研修やOPQ活用訓練などのトレーニングサービスを受けることも可能です。

OPQの詳細は以下の記事からもご確認いただけます。
▶︎OPQの仕組みや導入メリットを紹介!

OAB

OABは、事務職の採用を対象にした適性検査です。能力検査では、事務職に必要な電卓・PCの機器操作能力と、数字データの間違いを短い時間でチェックする能力を測定します。実践的なテストなので、より正確に業務の適性をチェックできます。

OPQの詳細は以下の記事からもご確認いただけます。
▶︎OPQの仕組みや導入メリットを紹介!

DPI

DPIでは、企業で働くのに欠かせない対人関係処理能力や意欲を測定できます。数多くの企業を対象に調査を実施してテスト結果と実績、 人事考課と相関データを蓄積しているので、信頼度の高い診断が可能です。

DPIの詳細は以下の記事からもご確認いただけます。
▶︎DPIのメリットや導入効果、導入時の注意点とは?

アドバンテッジインサイト

アドバンテッジインサイトは、ストレスやメンタル不調を測ることに特化した適性検査です。潜在的なストレス耐性と現在のストレス状態をチェックできます。自分のストレスの特徴を知りストレスとの向き合い方も確認できるので、研修にも活用可能です。

詳細は以下の記事からもご確認いただけます。
▶︎アドバンテッジインサイトの特徴や料金を解説!

SCOA(スコア)

SCOA総合適性検査では「知」「情」「意」という3つの側面から個人を捉えていきます。基礎能力や事務能力といった知的側面から、持って生まれた気質や後天的に形成される性格、意欲といった情意的側面まで多面的に測定・評価できる適性検査です。

SCOAについては、以下の記事もご確認ください。
▶︎SCOAの評判やメリット・デメリットとは?

TAP(タップ)

TAPは、能力問題(言語・数理・論理)と性格検査(職務バイタリティ・対人的側面・行動的側面)から構成される適性検査です。スタンダードな総合タイプは所要時間が60分であるのに対して、短縮タイプは30分で測定できます。能力も性格も測りたいけどあまり時間をかけたくない場合におすすめです。

TAPの詳細は以下の記事でもご確認できます。
▶︎TAPのメリット・デメリットや評判を解説!

適性検査eF-1G

適性検査eF-1Gは、測定項目が194項目と業界最多であるのが特徴の適性検査です。人物の性格や能力を多角的に測定しているので、人事活動におけるさまざまな場面で一貫して活用できます。

eF-1Gの詳細は以下の記事でもご確認できます。
▶︎【解説】eF-1Gの特徴や導入が向いている企業とは?

3E-i知的能力テスト

3E-i知的能力テストは、35分という短い時間で求められる人材を発見し見極められる適性検査です。性格検査では、新たな商品・サービスを創り出すための能力、円滑な人間関係を築くために必要なコミュニケーション能力、ビジネス活動全般を支えるエネルギー力、さらにストレス耐性が確認できます。

3E-i知的能力テストについて、以下の記事でもご確認できます。
▶︎3E-i知的能力テストの特徴・評判・導入企業を紹介!

BRIDGE(ブリッジ)

BRIDGEは、経済産業省とともに作成された公的な適性検査です。「対人力」「対課題力」「対自分力」といった社会人に必要な基礎スキルや「組織タイプ」「行動タイプ」「仕事タイプ」に分けられるモチベーションの特性を測れます。

BRIDGEの特徴は以下の記事でもご確認できます。
▶︎BRIDGEの特徴やメリット、活用事例を紹介

内田クレペリン検査

内田クレペリン検査は、単純な計算作業を繰り返し行うという1つのテストで、能力と性格の2つを測れる適性検査です。計算作業なので言語や文化による差がテストに影響しないため、グローバルに活用できるのもポイントです。

内田クレペリン検査について、以下の記事で詳しく紹介しています。
▶︎【必見!】内田クレペリン検査の特徴や活用方法

GROW360

GROW360は、360度評価を行う際の評価者の評価のブレをAIにより自動補正できるのが特徴です。言語分類により潜在的な意識を測るIATや、世界中の心理学の論文で用いられているBIG5という指標に基づいた診断で、信頼度の高い結果が得られます。

GROW360について、以下の記事でも詳しく紹介しています。
▶︎GROW360の特徴やメリット・デメリット、導入の決め手を解説!

V-CAT(ブイ・キャット)

V-CATは「持ち味」と「メンタルヘルス」を把握する適性検査です。どのような場面でも自分の持ち味を発揮できるかを見るストレス耐性を測定し、採用面接ではわかりにくい受験者の特性や本質的な要素をチェックします。採用だけでなく、育成や人材配置にも活用可能です。

V-CATについて、以下の記事でも詳しく紹介しています。
▶︎V-CATの特徴やメリット・デメリットとは?

HCi-AS

HCi-ASは、34年の実績があり「診断結果報告書が受検者本人を的確に表している」と非常に高い評価を得ている適性検査です。検査時間は10分、診断結果提出は最短で15分とスピーディーに検査できるのが特徴です。

HCi-ASについて、以下の記事でも詳しく紹介しています。
▶︎HCi-ASの特徴と導入メリットを解説!

タレントパレット

タレントパレットは、大手・中堅企業売上高シェアNo1、かつ継続率99.6%と高い数字を誇っているのが特徴の適性検査です。あらゆる人材データを一元化・分析し、組織の力を最大化させるタレントマネジメントが可能です。適性検査は「TPI」という名称で、タレントパレットに標準装備されています。

タレントパレットについて、以下の記事でも詳細が確認できます。
▶︎【注目!】タレントパレットとは?メリット・デメリットや導入企業の評判を紹介!

不適性検査スカウター

不適性検査スカウターは、業界で唯一定着しない・成長しない・頑張らない人材に共通する不適性な傾向に注目した不適性検査です。低コストなので導入しやすく、早期退職や社員の伸び悩みといった課題を抱える企業に最適です。

不適正検査スカウターについて、以下の記事でも詳細が確認できます。
▶︎【業界唯一!】不適正検査「スカウター」の特徴やメリットとは?

キャリパープロファイル

キャリパープロファイルは最新の心理学を応用したテストで、個人のモチベーションや潜在的な能力を高い精度で抽出できます。24カ国の言語に対応しているため、外国人労働者の採用や多国間でのプロジェクトにも対応可能です。

GATB

GATBでは、ペーパーテストの他に器具を用いたテストがあるのが特徴です。器具を用いることで他の適性検査では測れない「手先の器用さ」を測ることができるので、製造業の採用に活用できます。

GMAP

GMAPは、ビジネスパーソンの能力を客観的に測定するテストです。40万人を超えるビジネスリーダーやその候補者が受検しており、多くの受検データをもとに受検者自身の能力を客観的に知ることができます。

経営知識の理解度を測定できますが、単に知識を見るだけではなく活用できるかまで検査可能です。

VANTAGE(バンテージ)

VANTAGEでは、特許を取得した独自の「コンピテンシー診断」で、自社の採用や人材配置の明確な基準が分かります。

採用時のスクリーニングはもちろん、ビジネス能力を向上させる「90日ミッション」で新入社員向け研修や従業員の人材育成に活用可能です。90日ミッションは回答者の診断結果をもとに、5,000以上のパターンの中からビジネス能力向上のための最適なミッションを組み、LINEで配信されます。

VANTAGEについて、以下の記事でも詳細が確認できます。
▶︎VANTAGEの特徴や料金・評判を徹底解説!

 

業界別!どの適性検査を選ぶ?

ここでは、自社で行ったアンケートから業界ごとに導入した適性検査と選んだ理由をご紹介します。自社が属する業界の他社はどの適性検査を選んでいるのか参考にしてください。
※各ツール・各業界の回答数は異なります。それを考慮したうえでお読みください。

業界 導入したツール 選んだ理由
エネルギー・資源
  • CAB:使いやすさです。
  • tanΘ:500人程度の工作機械メーカーの総務部に勤務しています。毎年30人程度採用して、製造の方か、営業の方かに配属することを行っています。その採用の窓口を二人のベテランが担ってきましたが、続けて退職して、人を見る目がある人がいなくなってしまっています。今まで在籍していたベテラン社員の人物評価力を切望していました。
コンサルティング Compass:導入するためのコストが低いこと。
ベンチャー ミツカリ:こちらの適性検査ツールを使っている企業はかなり多く、検査の他にも相手に適したコミュニケーション方法もわかるのがよかったです。
化粧品・医療
  • CUBIC:使い勝手とコスト。
  • tanΘ:使いやすさとデータの出しやすさ。
  • 適性検査eF-1G:選考から初期配置まで幅広くシステムが対応していた所。
  • 内田クレペリン検査:離職率を減らすためにも適材適所の部署があるので、どういった性格かが1番分かりやすい検査だと思ったからです。
介護 CUBIC:15分程度の短い検査時間で結果が分かり、また介護業界のためストレス耐性、モチベーション等の結果が端的にわかるのが魅力的でした。また料金も安めなので非正規採用などにも使用しやすいと思いました。
教育・福祉 CUBIC:業界的にもストレスが多く社会問題になっていることも多い為、受験者のストレス耐性や性格、社会性をデータとして把握できるので導入をしました。
金融
  • 3E-i知的能力テスト:知的能力テストと性格・価値観テストの2種類を兼ね揃えており、当社の採用に必要な情報を得られると感じたからです。 性格特性、創造的思考性、コミュニケーション力、ストレス耐性が確認でき、面接でわかりにくいことが発見できます。
  • DPI:歴史のあるツールで、数多くのデータを基にした診断結果は信用できると思ったから。
  • TG-WEB:ほかのテストに比べて、内容に独自性があるため対策されにくいことです。
建設・不動産
  • CUBIC:無料体験の充実。
  • GROW360:AIを用いたツールで客観的に評価をしやすいと感じたのが決め手でした。
  • SCOA:ペーパーテスト方式のため不正が難しいと感じたから。
  • tanΘ:費用対効果が見込めそうだと思ったので。
  • TAP:TAP適性検査は他の適性検査のなかでも難易度が高めなので、企業側としては高い数理の学力を試したいという希望にとてもあっていた適性検査ツールだなというのが一番の決め手でした。
  • TG-WEB:採用だけでなくフォローツールとしても活用できる点が決め手でした。
  • VANTAGE:心理学診断できる要素が様々にあり判断材料にしやすいと感じたのが決め手でした。
  • 適性検査eF-1G:測定項目数が非常に多かったので、分析など様々な目的で活用しやすいと思ったのが決め手になりました。
  • 内田クレペリン検査:国内でも昔から使われている検査方法であり、採用後の配属予定を見定めるのに適していると思った為。
  • 不適性検査スカウター:入社後に職場に適応できない新規採用社員が増えてきており、面接での対面では見抜くことが出来ない点を確認する必要が生じたことから、不適性という事実の発見に役立つツールだったからです。
娯楽・レジャー ・内田クレペリン検査:作業効率・作業進捗・作業正確性を図形化し、面接で見えにくい特性を深層から見極められると考えたから。面接では誘導尋問することなくシンプルに、かつ信頼できる個人データを収集し評価したかったから。
広告代理店
  • OAB:今回は営業事務(アシスタント含む)の採用だったため、事務職採用の際によく使用されているこちらの検査ツールの導入を決めました。
  • 適性検査eF-1G:導入する決め手は、こちらの検査はネットで検索するとマイナーな検査と出ますがその一方で求職者1人1人のポテンシャルを理解できることに長けているため今回導入しました。
自動車・機械
  • 3E-i知的能力テスト:あまり難易度が高くない適性検査ツールを選ぶことにより、適当な回答を防ぎ性格を知りたかったので導入しました。
  • Compass:ネットでのクチコミを見て良い評判だったこと、結果を分かりやすく提示したり審査時間が短いことの説明が信頼できるものだったので決めました。
  • tanΘ:測定による個人特性の把握が可能で、ハイロー分析で組織の特徴を認知できるのが決め手でした。
  • TAP:信頼度が高いと感じたから。
  • アドバンテッジインサイト:データの使用方法が自社の求めているものとマッチしていたから。
情報通信・インターネット(IT)
  • CAB:SEのを把握するのに適していると考えたため
  • Compass:測定できる項目内容が、性格面を主体にしていた点です。
  • CUBIC:料金体系のバリエーションが豊富。
  • GAB:論理的思考を要する問題が多く出る点。難易度が高い点。
  • GROW360:面接だけでは分からない、選考に進んだ方たちの持つ特性を見つけ出して、自社により適した人材を絞り込めるところ。
  • SCOA:かなり精度の高い能力検査があるということで新卒採用のために導入を決めました。
  • tanΘ:マトリクスにより4つに分類された思考タイプで判断するというのがわかりやすかったです。
  • TAP:比較した結果ですが、他社と比べて料金が安く測定項目も豊富でストレス傾向なども調べることができるのがよかったです。
  • V-CAT:多面的な測定が可能だから。
  • アッテル:プランが選べて無料のトライアルがあるのもよかったです。診断結果もかなり細かく分析してくれるのでアッテルの適性診断はいいと思いました。
  • タレントパレット:100人以上の社員たちの適性を、一覧で比較しながら把握できるようになるところが決め手となりました。
  • 適性検査eF-1G:瞬時にひらめく発想力の部分を重視して、ツールを選択したいと思ったからです。
  • 内田クレペリン検査:内田クレペリン検査は日本独自の心理検査だが、日本だけではなく世界各国で広く利用されているから。 検査を実施するのに、特別な器具は不要で検査者も特別な訓練はいらないから。
食品・農業
  • CAB:無回答
  • CUBIC:使用用途に適しているから。
  • SCOA:こちらの適性検査は、数学や英語等の一般的な知識を問うものから性格診断まで幅広く図ることができるためです。
  • TG-WEB:どれも類似しているので、使いやすさを重視した。
  • ミツカリ:適性検査で人や所属部署の特徴などを分析して最適な判断をしてくれる部分に魅力を感じました。
  • 内田クレペリン検査:回答者の意図に関係なく性格や特性が分かる点。
生活・公共サービス
  • Compass:利用している企業が多いツールであることから信頼度が高そうであったこと、一人当たりのテスト単価が非常に手頃であった。
  • ミツカリ:離職率の高いのが弊社のこの5年間の悩みです。それを抑えるためにも社員の意識調査をして、しかるべき手を打つ必要があったからです。
  • 内田クレペリン検査:能力面と性格・行動面の2点がチェックできることが決め手となりました。
電気・精密
  • BRIDGE:客観的な評価を得るために非常に効果的だと言う口コミや参考情報を協力会社からも得ていたから。
  • GAB:GABは、多くの企業で採用されている実績があるので、導入する上で安心感がありました。また、総合職採用に向いている検査ツールなので、その点が当社のニーズにマッチしました。
  • キャリパープロファイル:様々な業務を属人的な形ではなく見える化することができると考えたから。
  • 適性検査eF-1G:測定項目がニーズに合っていた。
物流・運送
  • GAB:適性検査テストとして有名で、結果が信頼できそうなので採用しました。また基礎能力の他にも、当社で働く上で重要なバイタリティやチームワークなどの能力も予測することができる点も、採用の決め手となりました。
  • アッテル:使いやすさを重視しました。
  • ミキワメ:使いやすいことと値段がそれほど高くないことです。
  • 内田クレペリン検査:従来のSPIでは判らないような能力、行動面、性格等が判ると思った為、又従来のSPIでは約2時間程要していたのが、半分以下の時間で終わるのも魅力的であった為です。
流通・小売
  • 3E-i知的能力テスト:測定項目が多かったから。
  • CAB:信用できる人からの口コミで決めた。
  • Compass:資質・思考・欲求などをもとにストレス耐性をチェックできるから。
  • CUBIC:価格が手ごろであり、採用担当側の負担も軽減させるシステム性が良いと思って導入した。
  • GAB:試しに使ったときに一番使いやすかったので。
  • SCOA:企業での人材予測に最も適していると思ったから。
  • TG-WEB:弊社は採用、異動などの際、性格、言語など人間性を図ることをとても重要視しているためこちらのツールを導入することに決めました。
  • V-CAT:ストレスが多い職場環境の為、その様な環境下で持ち味を発揮できるかを客観的に把握したかった為。
  • タレントパレット:UIの使いやすさの面。
  • ミキワメ:「ミキワメ」に決めた理由は、一人当たり500円で職場に適しているかどうかを診断できるところです。やはり使いやすい費用かどうかは無視できません。
  • 適性検査eF-1G:導入実績の高さから質の良いものだと安心できたから。
  • 内田クレペリン検査:弊社は歴史ある会社なのですが以前より導入していた事や導入によって各個人の性格や人間性などが解る為、人員配置などでの人間関係のトラブル等が大幅に少ない印象を受けます。
  • 不適性検査スカウター:不適性な要素の有無と、その強さがわかることで、問題行動を起こす可能性のある人の採用を見送る参考になる。

 

適性検査を導入する際に気をつけるべき点

最後に、適性検査を導入する際に気をつけるべき点を3つ解説します。

  • データを信用しすぎない
  • 一度の選考だけで終わらせない
  • 集客目的で使用しない

データを信用しすぎない

優れた適性検査は多くありますが、いくら優れているからと言って判定結果を鵜呑みにしてはいけません。

性格検査においては「これを選んだほうが良い結果になりそう」「これを選ぶとストレス耐性が弱いと判断されて落とされそう」など、候補者が意図的に選択肢を選んで回答しているケースもあります。

能力検査や学力検査においては、対策をしてきている可能性があります。ある意味で努力家と言えるかもしれませんが、臨機応変に対応する力があるかどうかは分からないでしょう。

一度の選考だけで終わらせない

適性検査は採用選考のみに使われがちですが、一度の選考だけで終わらせるのは非常にもったいないです。

採用は、選考が完了したら終わりではなく入社後の人材配置も重要です。適性検査の結果からそれぞれの能力が生かせる配属や教育方法を検討することで、早期離職を防止できます。

入社1年後、3年後など入社して数年後に活躍している社員の採用選考時の適性検査を見直し、今年度の採用選考や配属に生かすことで有効活用しましょう。

集客目的で使用しない

適性検査には、個人の特性がかなり細かく分かるものが多くあります。就活生にとって自己理解を深めるために魅力的であることを利用して、適性検査を集客目的に使うのはよくありません。

適性検査のフィードバック目的の応募者が多くなり、内定を出しても辞退者が続出するリスクがあります。

 

さいごに

今回は、30種類の適性検査を比較表にしてまとめました。適性検査を選定する際には、目的やコスト、実績などに注目して検討する必要があります。ぜひ本記事を参考に適性検査を見比べ、自社に最適の商品を選んでください。

採用活動は、企業の今後を左右するといっても過言ではありません。自社の目的に合った適性検査を活用することで、書類選考や面接のみでは把握しきれなかった情報も踏まえて、採用活動の精度や効率アップが期待できます。

当サイトでは他の適性検査ツールも紹介していますので、気になるものがあればぜひ読んでみてください。